ZRX400 プラグコード交換

 
この頃、雨の日に乗っていると4気筒のうち2発ほどしか動かないことがあったので、
点火系のパーツをメンテナンスする事にしました。

ちなみに、ネットの記事を拝見するとほとんどがプラグコードにキャップが付属した
社外パーツを使用し交換していますが、私が交換するのはプラグコードのみです。
なのでキャップは流用します。

使うプラグコードはKIJIMA(キジマ)のシリコンコードを使います。(直径は7mmのものだったと思います)
コスパも良いですし、シリコンコードであれば十分だと思います。

僕が通うショップの店員いわく、
カワサキのバイクであれば、プラグコードのみの交換ができるはずと言っていました。
※他メーカーのバイクはコイルとプラグコードを繋ぐ部分が接着剤で接合されている物もあるらしい...?ので交換できるか不明です。

 

手順としては、まずタンクを外します。
すると、プラグキャップ、プラグコード、コイルが見えます。
コイルを止めているナットを4つ外します。

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それからコイル後方側のコネクター?の部分も4つ外します。

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最後にプラグホールの穴から
四つキャップを抜けばOKです。コイルごと外れてくれます。

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※念のため、コネクターやプラグキャップの場所がどこに繋がっていたか

 メモしておいた方が良いと思います。あとで戻すときに困るので...

 

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この通り、交換前のプラグコードはカチカチに固まってました。
真っ直ぐに伸ばしてもこの状態に戻っちゃいます。劣化している証拠ですね。

 

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この通り、プラグキャップから簡単に抜けてしまいました。

少し青サビも見えますし交換して正解でした。(プラグキャップやコイル側の金属部に青サビがあった場合はブラシ等で取り除いておきましょう)

 

ここからは、プラグコードの交換と取り付けです。

まずはプラグキャップからプラグコードを抜きます。

抜き方は反時計回りにプラグコードを回しつつ、手前に引っ張りながら抜きます。

カワサキの場合はプラグコードは接続部にネジのような形状の金属があり、

 そこにプラグコードが差し込んであります。(写真参照)

 

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また、反対側のコイルからもプラグコードを抜きます。

まず、キャップを回してはずした後、上記と同じ手順で抜いていきます。

 

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と言いたいところですが、一つ気をつけてほしい事があります。

外した後に付属しているパーツを捨てずに取っておいて下さい。

下記の写真のパーツです。(外した順番を覚えておきましょう!)

 

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後で再利用するので取っておきます。

ちなみにこのパーツ単体では注文できないので無くさないように...

 

ここまで出来たら次はプラグコードを取り付けていきます。

上でも説明しましたが使うのはこいつです。

 

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取り付けの手順は写真が無いのですが、ざっと説明すると...

まず用意した新しいプラグコードを、古いプラグコードの長さに合わせて

カットしていきます。ニッパーなどを使ってなるべく綺麗にカットしましょう。

4本とも取り回しが違うので長さもそれぞれ違います。

 

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くれぐれも全て同じ長さでカットしないように気をつけましょう。

長さが足りないなんて後で後悔することになるので...

 

プラグキャップ側は、カットしたプラグコードを外したときとは逆で

時計回りにねじ込んでいきます。結構奥までねじ込んで大丈夫です。

これ以上回らない所までいけば問題ないと思います。

コイル側は、プラグコードをねじ込む前に取り外しておいた

パーツを先に取り付けてから時計回りにねじ込んでいきます。

取り付け後の写真です。

 

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ここまでいけば後は外したときと逆の手順で取り付けていくだけです。

プラグコードの取り回し方などは前もって写真を撮っておきましょう。

 

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気になる効果ですが交換前と比べると、アイドリングだったりスロットルを回したときの感覚に違いがありました。気のせいかもしれませんが(笑)

自分の感覚では結構違いがあったのでやってみる価値ありだと思いますね。

特に一度も交換せずにまだ純正のプラグコードを使っている車両の場合、

かなり効果ありだと思います。雨の日の運転でも4発ちゃんと動いてましたし。

 

プラグをイリジウムプラグに替えたりする前に、ちょっと手間ですがプラグコードから先に交換してみてはどうでしょうか?この手順ならショップに任せなくても頑張って自分で出来ると思います。